歌声喫茶の愛唱歌
:91件原曲はオーストリアの作曲家フランツ・フォン・スッペによるオペレッタ『ボッカチオ』で歌われるアリア「Hab ich nur deine Liebe」です。劇中では、詩人ボッカチオとヒロインのフィアメッタが出会う場面で歌われ… 続きを読む →
久我山明の名前で日本で作曲活動をしていた韓国の作曲家・孫牧人(ソン・モギン)氏が、作詞家の大高ひさを氏の元に自作の曲を持ち込んだことから誕生した曲です。 作詞の大高ひさを氏はテイチクの専属作詞家で、田端義夫さんの「玄海エ… 続きを読む →
1881年(明治14年)、文部省音楽取調掛の編集による最初の唱歌教材集『小学唱歌集・初編』に収められた全33曲の内の1曲です。原曲はフランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーの作曲したメロディーだといわれます。 『小学唱歌… 続きを読む →
愛しい人の面影をしのんで想い出の街をさまよう——。それは流行歌の主要なモチーフのひとつだといえるでしょう。 たとえば、昭和15年に伊藤久男さんが歌った「高原の旅愁」(作詞:関沢潤一郎、作曲:鈴木義章)。また、たとえば昭和… 続きを読む →
昭和27年4月3日から12月25日まで放送された、ラジオ東京(現・TBS)の開局記念ラジオドラマ『リンゴ園の少女』の挿入歌。 歌のタイトルにも表れているように、“追分節”やその元となる“馬子唄”と呼ばれる日本の民謡の形式… 続きを読む →
「旅の夜風」「青い山脈」「あなたと共に」「東京ナイトクラブ」「いつでも夢を」「明日は咲こう花咲こう」「赤いグラス」etc… 歌声愛唱歌の中にもデュエットによるヒット曲は多く、1コーラスごとに男女が歌い分けるも… 続きを読む →
川口松太郎氏の小説を原作とする、田中絹代さん、上原謙さん主演の松竹映画『愛染かつら』(監督:野村浩将)の主題歌として、映画も曲も空前の大ヒットとなりました。 前年にデビューした霧島昇さんは本作の大ヒットを皮切りに「一杯の… 続きを読む →
1933年の米ミュージカル映画『フットライト・パレード』の劇中歌「上海リル」(作詞:Al Dubin 作曲:Harry Warren)の架空の続編として創作されたのが「上海帰りのリル」です。前奏と間奏には「上海リル」のメ… 続きを読む →
昭和30年に鶴田浩二さんが東宝映画『男性NO.1』(監督:山本嘉次郎、脚本:井手雅人)の劇中歌として歌ったのが最初で、その後、昭和33年に朝日放送「ホームソング」でフランク永井さんの歌で発表されました。 イントロから、フ… 続きを読む →
理不尽な別れを嘆くブルースで戦後の人々の心を癒した「港が見える丘」の東辰三(作詞・作曲)と歌手・平野愛子による同時期の傑作です。 「港が〜」と同じモチーフの曲といえますが、「君待てども」の方が哀しみの色合いが強く感じられ… 続きを読む →
数々のテレビ/ラジオ番組テーマ曲や「かに道楽」「小山ゆうえんち」などの国民的なCMソングを手がけ、“浪花のモーツァルト”と呼ばれる作曲家キダ・タロー氏の歌謡曲における代表的な作品です。 朝日放送(ABC)のラジオ番組「ホ… 続きを読む →
テレサ・テンさんは1974年日本でのデビュー2作目「空港」や、1984年の再デビュー曲「つぐない」をはじめ、数多くの名曲で人々の心を癒しました。中でも「時の流れに身をまかせ」は彼女の代表曲として親しまれている1曲です。 … 続きを読む →
橋幸夫さんは昭和35年に「潮来笠」でデビューし日本レコード大賞新人賞を受賞。吉永小百合さんは昭和37年に『キューポラのある街』でブルーリボン賞主演女優賞を受賞、また同じ年に「寒い朝」でレコードデビューも果たします。若きス… 続きを読む →
ムード歌謡/ムードコーラス・グループ、黒沢明とロス・プリモスのデビューシングル。CMソング作家として活動していた作曲家・中川博之氏にとっても歌謡曲作曲家としてのデビュー作で、氏はその後「たそがれの銀座」「さそり座の女」「… 続きを読む →
昭和37年(1962)4月、NHKラジオ/テレビで放送されていた5分間の音楽番組『きょうのうた』で発表されました。 この番組については詳しい情報にたどりつけていないのですが、同年3月まで放送された『ラジオ歌謡』の後継とし… 続きを読む →