懐かしい歌をギター生伴奏で

「椰子の実」所縁の地。愛知県伊良湖岬の恋路ヶ浜

椰子の実

 
1936年(昭和11年)東海林太郎
作詞(原詩):島崎藤村
作曲:大中寅二

名も知らぬ 遠き島より
流れよる 椰子の実ひとつ
ふるさとの 岸をはなれて
なれはそも 波に幾月

もとの木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕
ひとり身の 浮寝の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新たなり 流離のうれい
海の日の 沈むを見れば
たぎり落つ 異郷の涙

思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 故国に帰らん

 

NHK『ラジオ歌謡』の前身にあたる番組『国民歌謡』で放送されました。

歌詞は島崎藤村の詩集『落梅集』(明治34年)に収められた詩。民俗学者・柳田國男が藤村に語った、愛知県伊良湖岬の恋路ヶ浜に流れ着いた椰子の実の話がモチーフになっているといいます。伊良湖岬は所縁の地として、椰子の実記念碑・歌碑が建てられています。

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投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2022/11/24(木)