「Amapola」はスペイン・カディス出身のJosé Lacalle(ホセ・ラカジェ)が1920年代のはじめ頃に作曲しました。作詞をしたLuis Roldán(ルイス・ロルダン)はアルゼンチンはブエノスアイレス出身のジャーナリスト/作詞家です。タイトルの「Amapola」はヒナゲシの花の意味で、愛する人をこの花に例えた情熱的な歌詞となっています。
インストゥルメンタルからボーカルまで各国で多数レコーディングされており、「アマポーラ」と呼びかけるリフレインは良く知られた旋律です。このリフレインに入る前の、歌い出しのバース的な部分は歌われていない録音も多いのですが、この哀しい短調の語りとのコントラストがあればこそ、後のリフレインがよりクローズアップされる気がします。

Amapola (1922)
música: José Lacalle
letra: Luis Roldán
聞こえる 格子の向こうに
愛と 悲しみの嘆きが
聞こえる 心に深く
それは甘く 切ない調べ
アマポーラ 恋しいアマポーラ
いつの日もただ 君だけを
焦がるる 胸の想いは
日影に萌ゆる 花のごと
アマポーラ 気づいてほしい
つれないそぶりのままで
アマポーラ アマポーラ
ひとりで生きると言うの
De amor en los hierros de tu reja
de amor escuché la triste queja
de amor que solo en mi corazón
diciéndote asì con su dulce canción:
Amapola lindísima Amapola
será siempre mi alma tuya sola.
Yo te quiero amada niña mía
igual que ama la flor la luz del dìa.
Amapola lindísima Amapola
no seas tan ingrata y ámame,
Amapola, Amapola
cómo puedes tú vivir tan sola.
hierro:[男] 鉄
reja:[女] 格子
queja:[女] 不平、苦情
flor:[女] 花
luz:[女] 光
ingrata:恩知らずな、報われない
【対訳】
君の格子窓で
愛の悲しい嘆きを聞いた
私の心の中にだけあるその想いは
こんなふうに君に語りかけていた
甘い歌にのせて
アマポーラ、美しいヒナゲシよ
永遠にただ一人の最愛の君
愛しい人よ、君を慕うよ
花が日の光を求めるように
アマポーラ、美しいヒナゲシよ
そんなに冷たくしないで、愛しておくれ
アマポーラ、アマポーラ
どうしてそんなに孤独でいられるの