2週間の夏休みを経て8月後半、真夏の歌声喫茶が続きます。
猛暑を考慮して夏休みを設けたものの、お休み中はそこそこ過ごしやすい気温の日があったけれど、今週からはまた猛暑というありさまで、この暑さはもうあきらめるほかありませんね。
8月21日は高校野球が準決勝というタイミングで「栄冠は君に輝く」にもいっそう気持ちが入ります。戦後の学制改革にともない新たに作られた大会歌として、昭和23年以来、高らかに甲子園の熱気を伝えてくれる1曲です。準決勝のテレビ中継の途中で出かけてきたお客様もいらして、試合の結果を気にしながら歌っていました。
今回印象的だったのは、久しぶりにとりあげた小椋佳さんの「さらば青春」と、夏の終わりを感じさせてくれる「少年時代」。いずれも、自分自身の中での何かへの訣別がテーマになっているような歌です。小椋佳さんも井上陽水さんも、一見その歌詞を解釈するのは難しく感じられますが、自分自身の感慨と重なったときには、不思議とその詩がズバッと心に響いてくるのです。

お盆を過ぎたこの時期、「誰か故郷を想わざる」「あゝ上野駅」そして文部省唱歌「故郷」など故郷を想う歌にしみじみとする場面も。
夏が過ぎ、風あざみ。こうして歌声の世界では、少しずつ秋の心持ちに向かっていきます。

【2025年8月後半 人気ベスト5】
1位:故郷
2位:少年時代、浜辺の歌
3位:涙そうそう
4位:栄冠は君に輝く、海その愛
5位:長崎の女
- 故郷を偲ぶ歌が多くてこの時期にたいへんよかったと思います。「あゝ上野駅」は涙が出てきます。
- 暑さでボーッとしていたのが、生きている感じになりました。
- 短い時間でしたが、世知辛い現世を忘れて心静かな時を過ごすことができました。
- 「少年時代」の映画のお話、とても有意義でした。初めて知りました。よかったです!
- 素晴らしい演奏とともに楽しめました。段々とのども開いてきたような気がします。