作曲家の平尾昌晃さんが、歌手・梓みちよさんとジョイントでリサイタルをすることになった際に、幕間に軽く歌う1曲ということで作られたのが「二人でお酒を」でした。
平尾さんはスタンダードナンバー「二人でお茶を Tea for two」のような軽やかな曲をイメージし、梓みちよさんはお酒飲みであることから「二人でお茶を」のお酒バージョンの歌詞を作ってほしいと、作詞家の山上路夫氏に頼んだそうです。
当初はレコードにする予定はありませんでしたが、リサイタルでの反響が大きかったことからレコード発売にまで至ったといいます。間奏であぐらをかくパフォーマンスも元々はそのリサイタルで生まれたものでした。
【参考文献】
山口洋子・編『平尾昌晃の歌上手になる本』(講談社)※
※国立国会図書館デジタルコレクション