舟木一夫さんのデビューシングルにして青春歌謡を代表する1曲。発売1年で売上100万枚を越す大ヒット。続く「修学旅行」「学園広場」もヒットし、これら3曲は“学園三部作”と呼ばれ親しまれました。
この1年ほど前、当時新聞記者だった丘灯至夫氏は東京・世田谷の松陰学園に取材に訪れ、校庭でフォークダンスを楽しむ生徒たちを目にしました。この風景が「高校三年生」の歌詞に反映されているといわれます。また、歌詞に登場するニレの木は、丘灯至夫氏自身が学んだ福島県郡山商業の校庭にあった大木のイメージだそうです。
ニレの木は雄大で美しいフォルムが欧米で親しまれ、ボダイジュ、プラタナス、マロニエとともに《世界4大街路樹》のひとつに数えられます。
【参考文献】
毎日新聞学芸部『歌謡・いま・昔』(音楽之友社)
※国立国会図書館デジタルコレクション

