懐かしい歌をギター生伴奏で

北條誠の小説を原作にラジオドラマ、映画、テレビドラマで人気を博しました。

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この世の花

 
1955年(昭和30年)島倉千代子
作詞:西條八十
作曲:万城目正

あかく咲く花 青い花
この世に咲く花 数々あれど
涙にぬれて つぼみのままに
散るは乙女の 初恋の花

想うひとには 嫁がれず
想わぬひとの 言うまま気まま
悲しさこらえ 笑顔を見せて
散るもいじらし 初恋の花

君のみ胸に 黒髪を
うずめた楽しい 想い出月夜
よろこび去りて 涙はのこる
夢はかえらぬ 初恋の花

 

『この世の花』は雑誌「明星」に連載された北條誠氏の小説。ほぼ同時にラジオドラマとなり、その後松竹による映画化は9シリーズ続くブームとなりました。

北条誠氏は、この作品の大ヒットにより自分は「メロドラマ作家」のレッテルを貼られたと自身のエッセイで回想します。

そして、娯楽が多様化していく時代の中で、『この世の花』が小説、ラジオ、映画、舞台、テレビドラマと様々なメディアで展開されたことがブームにつながったと分析しつつ、何よりもそのブームを後押ししたのは、映画の主題歌が島倉千代子さんのデビュー曲となったこと、つまるところ『この世の花』が島倉千代子という天才歌手を得た幸運によるものだ、と断言しています。

【参考文献】
北条誠・著『愛の終わるとき』(PHP研究所)
※国立国会図書館デジタルコレクション


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2022/02/20(日)