懐かしい歌をギター生伴奏で

晴れやかなメロディーは、まさしく“晋平節”

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田植

 
1942年(昭和17年)文部省唱歌
作詞:井上赳
作曲:中山晋平

1.
そろた 出そろた 早苗がそろた
植えよう 植えましょ み国のために
米は宝だ 宝の草を
植えりゃ 黄金の花が咲く

2.
そろた 出そろた 植え手もそろた
植えよう 植えましょ み国のために
ことしゃ豊年 穂に穂が咲いて
道の小草も 米がなる

 

昭和17年3月『初等科音楽(一)』に掲載された文部省唱歌です。

童謡の作曲家として中心的な役割を果たした中山晋平が、文部省唱歌の作曲者としてクレジットされているのは、ある意味で不思議なことです。なぜなら、そもそも「童謡」は、学校教育のための唱歌に批判的な姿勢から生まれた芸術運動だったからです。

昭和17年、戦時体制下ですべての音楽家が不自由な活動を余儀なくされる中、もはや純粋に文化的な対立軸など意味をもたなくなった時代のありようが見てとれます。

とはいえ、唱歌「田植」の晴れやかなメロディーは、まさしく“晋平節”と呼べるものです。

戦後、細々と作曲を続けながらも、いわゆるヒット曲を手がけることはなかった中山晋平の、結果として現在まで歌い継がれる最後の1曲となったのがこの歌です。


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2026/03/17(火) 
タグ:1942年  中山晋平  井上赳  昭和17年