懐かしい歌をギター生伴奏で

昭和30年代後半、十代の学園生活を描いた“青春歌謡”が数多く発表されました。

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美しい十代

 
1963年(昭和38年)三田明
作詞:宮川哲夫
作曲:𠮷田正

白い野ばらを 捧げる僕に
君の瞳が あかるく笑う
いつも心に 二人の胸に
夢を飾ろう きれいな夢を
美しい十代 ああ 十代
抱いて生きよう 幸せの花

昨日習った ノートを君に
貸してあげよう やさしい君に
つらい日もある 泣きたいことも
あるさ それでも励ましあって
美しい十代 ああ 十代
抱いて咲かそう 幸せの花

おそくなるから さよならしよう
話しあったら つきない二人
「明日またね」と 手を振りあえば
丘の木立に 夕陽が紅い
美しい十代 ああ 十代
抱いて生きよう 幸せの花

 

昭和38年10月に発売された三田明さんのデビュー曲です。

同年6月に発売された舟木一夫さんの「高校三年生」と並んで、十代の学園生活を描いた“青春歌謡”を代表する曲のひとつです。

翌年には同名の歌謡映画も公開され、日活ニューフェイスの西尾三枝子さん、多くの作品で吉永小百合さんとコンビを組んだ浜田光夫さんが主演、三田明さんも主人公たちの友人役として主要キャストを務めました。物語は学園ものではなく、身寄りのない主人公のミカと、やはり身寄りのないチンピラの純の心の交流を描いています。


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2023/06/13(火)