大正11年6月、新潟の童謡音楽会に招かれた北原白秋は、小学生たちから地元・新潟にちなんだ歌を作ってほしいと言われました。白秋は約束通り詞を書き上げ、作曲を中山晋平に依頼、9月に雑誌『小学女生』で発表されました。
詩の舞台となった新潟市の寄居浜は、古来より季節風に運ばれる砂によって大きな砂丘が作られ、居住地域にも砂による悪影響がありました。そのため江戸時代から、砂を防ぐためのグミやクロマツが植えられてきたということで、その情景が《ぐみわらわけて》という歌詞になっています。
現在の寄居浜は、海岸の侵食が激しく、決壊への対策がとられているため、砂浜は少なくなっています。

