懐かしい歌をギター生伴奏で

サトウハチロー氏の雑誌連載「新童謡歳時記」で発表されました。

曲名右の  ボタンから演奏動画を視聴できます。

秋の子

 
1954年(昭和29年)童謡
作詞:サトウハチロー
作曲:末広恭雄

すすきの中の子 一、二の三人
ハゼ釣りしてる子 三、四の五人
どこかで焼き栗 焼いている
つばきを のむ子は 何人だろな

柿の実 見てる子 一、二の三人
さよならしてる子 三、四の五人
ごはんになるまで お守りする
おんぶをする子は 何人だろな

ひぐれに走る子 一、二の三人
ふろたきしてる子 三、四の五人
こおろぎ あちこち 鳴きだした
さみしく聞く子は 何人だろな

 

作曲者の末広恭雄氏(1922〜1988)は東京大学農学部水産学科教授の水産学者で、作曲家としては山田耕筰に師事したというユニークな経歴の持ち主。

末広氏の中学時代の音楽の先生は、言文一致唱歌を提唱し多くの唱歌を作曲・編纂した田村虎蔵だったそうで、その影響で当時から作曲をおこなっていたということ。

退官後は京急油壺マリンパーク(2021年9月閉館)の館長を務めました。


投稿者:チャコ&チコの歌声喫茶
記事公開日:2022/04/10(日)