昭和30年代
》:22件『この世の花』は雑誌「明星」に連載された北條誠の小説で、それを原作にしたラジオドラマ、映画、テレビドラマも人気を博しました。 曲は島倉千代子さんのデビュー曲で、映画版の主題歌です。
当時売り出し中だった作曲家・船村徹さん(1932 – 2017)と作詞家・高野公男さん(1930 – 1956)のコンビによる最初のヒット作。歌手・春日八郎さんにとっても、前年発売の「お富さん」のブームが続く中での大ヒッ… 続きを読む →
「だれかさんが、だれかさんが…」という、わらべうた風のものかなしいリフレインが印象的な秋の童謡です。 「ちいさい秋みつけた」という題名からは、少しずつ秋の気配が感じられる季節を連想しますが、描かれてているのは… 続きを読む →
もともとは昭和31年に織井茂子さんの歌唱で「牧場のロザリア」として発売。じきに歌声喫茶で愛唱されるようになり、昭和36年スリー・グレイセスの歌で「山のロザリア」と改題して発表されヒットしました。現在も歌声喫茶の人気曲とし… 続きを読む →
昭和4年の「東京行進曲」以来、銀座、日比谷、新宿、浅草、上野、神田などの地名を散りばめながらオムニバス・ショートムービーさながらに東京の街と人を描く歌が、各時代ごとに生み出されてきました。 「東京行進曲」そして昭和11年… 続きを読む →
曲名は京急大師線「港町(みなとちょう)駅」に由来します。港町駅は開業時は「コロムビア前駅」という駅名で、発売元である日本コロムビアの本社と工場がありました。2013年3月に、駅構内にひばりさんとこの歌の歌碑が建立されまし… 続きを読む →
昭和32年5月の有楽町そごう開店に合わせて、この曲をふくめ、テレビ、小説、映画など複数のメディアでキャンペーンが展開されました。雨の有楽町を妖美に描いた歌詞と符合するように、開店初日は雨だったそうです。 作曲家・𠮷田正氏… 続きを読む →
作曲家の船村徹さんは昭和30年の「別れの一本杉」(キングレコード)の大ヒット後、コロムビアレコードに移籍。昭和31年、盟友・高野公男さん作詞の「早く帰ってコ」を青木光一さんに提供、これがコロムビアでの船村徹デビュー作品で… 続きを読む →
「第二国道」とは現在の国道1号線の五反田から横浜までの区間、通称「第二京浜道路」のことです。曲のヒットを受けて小林旭さん主演で映画化もされました。 同じ𠮷田正氏作曲による昭和28年の「落葉しぐれ」(作詞:吉川静夫)に傷心… 続きを読む →
昭和31〜32年に“サイクリング・ブーム”がありました。 京都産業大学の上野継義教授の「わが国サイクリング史の一断面」によれば、“サイクリング”という語は「それまではごく一部のサイクリストと自転車業界人の間だけで通用して… 続きを読む →
三橋美智也さんの大ヒット曲。 作曲の細川潤一氏は福岡県出身の作曲家。同郷の古賀政男さんに憧れて独学でギターと作曲を勉強したそうです。 三橋美智也さんの楽曲を多く手がけており、ザ・ドリフターズの志村けんさんによるリメイクが… 続きを読む →
西田佐知子さんの代表的なヒット曲。 作詞者の水木かおる氏は同じく西田佐知子さんの「エリカの花散るとき」や、渡哲也さんの「くちなしの花」などを手がけています。 「アカシアの〜」と歌われるこの植物。正式な名前は「ニセアカシア… 続きを読む →
昭和35〜36年、フランク永井さんの「君恋し」や佐川満男(佐川ミツオ)さんの「無情の夢」など、昭和初期〜10年頃の曲をアレンジしたカヴァーバージョンが相次いでヒットしました。いわゆる“リバイバル・ブーム”です。 「雨に咲… 続きを読む →
日本ではラテン音楽とハワイアン音楽が融合し、ムード歌謡と呼ばれる独自の歌謡ジャンルが誕生しました。大橋節夫さんの「倖せはここに」や日野てる子さんの「夏の日の想い出」などに感じられる郷愁と哀愁に満ちた和製ハワイアン/ラテン… 続きを読む →
橋幸夫さんは昭和35年に「潮来笠」でデビューし日本レコード大賞新人賞を受賞。吉永小百合さんは昭和37年に『キューポラのある街』でブルーリボン賞主演女優賞を受賞、また同じ年に「寒い朝」でレコードデビューも果たします。若きス… 続きを読む →